そんな梅雨真っ只中
インドのPVA Ayurvedic HospitalのDr.Poilanから、
梅雨の養生について
アーユルヴェーダの知恵を紐解き、
日本の気候に照らし合わせた考察の講座が
私が運営スタッフとして関わらせていただいている、PVA Ayurvedic 東京のオンラインサロンで行われました。
みなさんにもご紹介しますね。
●梅雨に影響を受けるエネルギー
梅雨の時期は、湿気と暑さ、同時に冷えも身体に影響します。
そのため、VataとPittaのエネルギーが影響を受けやすいと言えます。
日本の梅雨は、Kaphaのエネルギーが乱れやすいと、一部では言われていますが、
Dr.Poilanは、雨季がそこまで長くないことから、言うほどKaphaは乱れないと考えます。
逆に言うと、その年によって雨が降る量が違うので、長く雨が続く場合はKaphaのバランスにも気をつけたいところですね。
●免疫力が低下する
日本は、梅雨を入れて四季プラス1シーズンあるとも言われるほど。
梅雨の気候は人の身体に大きな影響を与えます。
冬至を境に太陽の影響が徐々に強くなり、それに伴って体力、消化力が弱くなっていきます。
それによって免疫力も低下するため、体調、感染症にも気をつけたい時期です。
実際、今の時期に体調を崩している方が多いですよね。
●鍵は消化力
梅雨の季節を乗り切る鍵となるのが、消化力です。
梅雨の乗り切り方で、夏バテや熱中症などになりにくく、暑い暑い日本の夏を無事乗り越えることができるので、
ここは一つ、大切に過ごしてみてはどうでしょう。
取り入れたい日課や、過ごし方をのちほどお伝えしていきますね。
食べ物や食べ方は、影響を受けやすいVataとPittaのエネルギーのバランスを考えると良いので、
Vataの性質、Pittaの性質を心に留めておくと助けになります。
各エネルギーについてはこちら
●食事や勧められる事、過ごし方のポイント
食事や勧められる事、過ごし方のポイントは、消化力を上げるけれど、Pittaエネルギーを増やしすぎないこと。
そして、酵素の質を良くすること。
▶︎体質別食べ方
coming soon
そのために、暖かい野菜スープが勧められています。
●Vata、Pittaをバランスさせるもの
甘味、酸味、塩味、汁気、油分はVataをバランスさせますが、
酸味、塩味が強すぎるとPittaが増えてしまいます。
酸味には発酵食品(お酒も)も含まれます。
岩塩は塩味になりますが、Pittaに影響しない、特殊作用がある塩です。
酸味も、自分の体質に応じて調整したいところです。
●消化に軽くて酵素の質を良くするもの
消化に軽いものというのも、大事なところです。
体力が落ちている時は、消化力も弱っているため、消化吸収しやすくて滋養もある、肉のスープがおすすめになります。
水分が多い穀物は、消化力に負担をかけるため、消化力が弱っている方はパンは控えて軽いお米を選んでみるのも良いですね。
身体を冷やすものもほどほどに。
消化力が弱くなってしまいます。
でも、アイスクリームやアイスコーヒー、暑い時期のご馳走なんですよね。。
ただ、身体が熱っている時、身体が冷えていることも多いので、
身体が整ってくると、さほど冷たいものに依存しなくなる場合もあります。
夏の終わりに不調でサロンに来られる方に聞いていると、アイスコーヒーをたくさん飲んでました!って言う方が多いのですよー。
なんでも、飲んでいる時・食べている時の感覚をよく感じていると、満足度が高くなり、なんとなく流し込んでいることが減ってきます。
▶︎鶏ガラスープ、ビーツ、緑豆、豆を消化しやすくするためのスパイスを使ったスープ
▶︎ジンジャーハニードリンク
coming soon
●過ごし方もエネルギーや消化力などに影響を与えます。
お昼寝は消化力を弱めます。
過度な日光浴や運動も、体力が低下しているこの時期は、勧められません。
オイルマッサージ+お風呂は、デトックスや滋養を与えることができるものですが、その結果として酵素が正しく作用することを助けます。
血流促進、食べ物の消化吸収も良くなるので、酵素の質も良くなることに繋がっていきます。
オイルマッサージをすることによって、酵素の質が良いこと、酵素が身体の必要なところにちゃんと運ばれていることも、アーユルヴェーダの若返り法の秘訣なのですよね。
●VataもPittaもバランスさせる良い香り
香りは、お気に入りのアロマエッセンスや香水などがお勧め。
脳に直接作用することで、イライラや不安を鎮めます。
自律神経を整える香りのブレンドも見かけますので、梅雨の時期にとっても良いですね。
●スパイスはお勧めだけど気をつけたいこと
スパイスはどれも、消化力を上げるのでお勧めだけど、使いすぎはPittaを上げるので気をつけたいのです。
エネルギーは、季節のものを取り入れることでバランスできるぐらいだと良いのですが、大きくバランスを崩してしまうと不調が起きてしまい、調整が必要になりますよね。
●トリカトゥ
アーユルヴェーダでよくでてくる、トリカトゥとは、
コショウ
長コショウ
ドライジンジャー
この3つを同量で合わせたもの。
消化力を刺激します。
アグニ(身体の全体的な消化システムまで指す)を若返らせ、アーマ(身体に溜まった毒素)を焼失させ、他の薬や食べ物が身体に取り込まれることを促します。
▶︎ガーリックミルク作ってみた
coming soon
▶︎トリカトゥ
coming soon
Dr.Poilanの考察、興味深いものでした。
面白いなーと思った方、セラピスト養成講座で、しっかり学ぶこともできますよ!
お気軽に話しかけてくださいね♪
▼▼▼