アーユルヴェーダで説かれている食事のことはとてもシンプル。
身体の土台を作る毎日の積み重ねがないところには、
どんなに健康に良いものを取り入れてももったいない気がします。
そんなシンプルなことさえ続けることが難しい、忙しい毎日。
もしかしたら、私たち自身の生き方をもう一度見直すことが必要なのでしょうか。
そのような問いはいつも投げかけられ、
極端な生活スタイルの変化を考えると、見て見ぬふりをしたくなります。
だけど…そんな急ハンドルを切らなくても、どれか一つからで良いのだと思います。
その土地で、その季節に取れるものを
その時の体調、消化する力に合わせて、料理の工夫をしたり素材選びをする。
出来立てのものにはオージャス(良い生命エネルギー)が沢山あり、
作り置きのものや添加物の多いものは消化が重く
オージャスも少ないと言われていることも、納得できる気がします。
料理を作る時や食べる時の心のエネルギーも、食べ物が体の糧になっていくときに影響を及ぼすと言われます。
食事に集中することは、良い気持ちで純粋に味わうことができるでしょう。
時間を決めて規則正しく食べ、よく噛んで腹八分。
次の食事までに消化できる量を食べるように心がけます。
適度に油を含んだもの、水分も一緒にとるということも、理にかなったものですし、
アーユルヴェーダで大切にしている、「満足すること」を考えたときにも
バランスの取れた食事には欠かせないことだと思います。
もし、何か一つやってみたなら、なぜそれが良いとされるのか身体で感じてみると、
「アーユルヴェーダ=生命の知恵」がすでに自分の身体の中に備わっていたことに気が付くのではないでしょうか。
基礎となることを大切にすることは全体を見る目を養うこと。
私達日本人は季節を感じ、繊細な感性で五感を使って丁寧に暮らすことをとても大事にしています。
症状にとらわれ過ぎずに、まずは毎日の暮らしのことを見つめて体を大切にしていくと、
いつの間にか自然や自分の身体ともっと仲良くなっているかもしれません。
もっと詳しく知りたい方は
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