オーストラリア・パースで出会った筑紫舞の伝承者
昨年から、弟の住んでいる西オーストラリアのパースに度々訪れています。
弟は、ディジュリドゥというオーストラリアの先住民族アボリジニの楽器の奏者であり、日本人のコミュニティで太鼓、篠笛、盆踊りなどの活動をしています。
お祭り男、エンターテイナーです。
もうすぐ、ジャパンフェスティバルという日本文化を紹介するお祭りがあるため、盆踊りの練習も佳境に入っているようです。
ジャパンフェスティバルは私の滞在中にあるため、私も参加したいな、と思って、ぼん踊りの練習に参加しました。
練習終わりにご飯を食べに行き、
その時にNaoと席が一緒になったので、練習の際に感じたことを話しました。
Naoは、小さい頃から日本の伝統的な舞踊「筑紫舞」にのめり込み、今ではその代表的な舞手であり、筑紫舞が彼女の人生になっている人です。
以前より、身体開発の先生から、日本舞踊の身体遣いについて、その素晴らしさを教えていただいていたので、
盆踊りの練習の際にも、Naoの動きをずっと観察していました。
胸椎を細かく動かす
胸椎が動きの始動になる
仙骨を重力に垂直に落とす
肩甲骨を仙骨に乗せる
脛骨にのる
体は脱力している
重力を利用した跳躍
彼女の身体づかいは本当に美しくて
見ているこちらの身体と気持ちまで整います。

筑紫舞は、筑紫傀儡子と呼ばれる人々によって古来伝承されてきたとされる、伝統芸能。
跳躍や回転を取り入れた、独特の足づかいを大きな特徴とした舞である。
Wikipediaより
大きく分けると「神舞館まい」「巫女舞きねまい」という神に捧げる神前舞踊と、「傀儡舞くぐつまい」という祭礼の時に人々に見せる舞とに分けられるそうです。
どちらの舞もとても素敵です。
現代的なダンスに比べると一見地味に見えるけれど、
静からの跳躍、背骨を一つ一つ丁寧に動かすなど、身体感覚的にはとても深く難しいことをしています。
80代、60代の舞手の方でも、跳躍ができているそうで、
アウターマッスルの力技ではないことがわかります。

骨格目線で言語化したことを、彼女はとっても喜んでくれ、お互い楽しすぎて話がつきません。
また、
盆踊りなどの際に使用する
鉢巻、帯、顎紐のついた笠、手甲、脚絆、ぞうり、紐、襷
など、全てに身体の動きを助けて、長時間踊ることができる秘密について
さらには
意識、「我」が動きに影響すること
私たちが現実と認識していることからの現実想像について
まで
大盛り上がりでした。

要約して、乱暴にまとめると
身体が楽な状態、本来の構造でいることは
自分のエネルギーの流れを邪魔せずに
宇宙の流れにのって
自分の望む体験を叶えていける
のだなと。
それを体現して生きているNaoを応援して行きたくなりました。
ぜひ彼女のInstagramを見てみてくださいね!
私は今53歳
どんどん身体が変化しています。
腰のお肉は取れ
中顔面が長くなり、エラが張ってきていた顔が小さく丸く
お腹がぽっこり出たり、また畳まれたり
膝下の歪みが改善
僧帽筋の盛り上がりもマシになってきて
胸のそげ感がなくなり、胸の位置が高くなり
お尻も丸く
60代のお客様もどんどん変化しています。
何歳からでも変化していくことはできるんです。
初めは、不調やコンプレックスをどうにかしたくて施術を受けてくださった方も
変化を体験すると
自分が本当にやりたいことに気持ちが向いていきます。
変化していくことは不可能ではない
ということを身体で体験されたからこそ
意識が「できる」に変われる
私の身体が本来の状態に近づけば近づくほど、
施術できる人の範囲が広がるので
自分も黙々と変化を重ねていこうと思います。
日本に帰ってまた
皆さんにお会いするのが楽しみです!!
ではまた!
美しいNaoの写真をお楽しみください🎵
弟の50歳の誕生日でリチュアルな舞とエンターテイメントを披露してくれました。
神々しさと妖艶さ
どちらも女性らしいですよね。
オーストラリアは異文化に対して寛容で興味津々
国立美術館の草間彌生展でのパフォーマンス
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